「エクソダス」を観る

JUGEMテーマ:映画
 

リドリー・スコット監督の


「エクソダス」を観る




映画研究家 三浦忠夫



2015
2

 

 の最新作の「エクソダス」を観た。デミルの「十戒」のリメイクだ。クリスチャンベールのモーゼはぜんせん神がかっかていなくて普通の人ぽく描いているので前作のチャールトン・ヘストンの神がかったモーゼとは違う。
 全体的に前作は「約聖書」の出エジプト記を神話的に描いているのに対して今回の作品はとてもリアルに描いているので現実的で汚なくちょっと戸惑う。
 前作は1956年公開だからもうすでに半世紀が経っているしデミルはじめヘストンもブリンナーも当時の製作関係者はほとんどが草葉の陰だからどんなふうに作ったって誰も文句は言わないだろうが、前作を観たファンはまだ生きているししっかり覚えている。モーゼといえばヘストンだしラムセスといえばブリンナーに決まっていた。
 「十戒」は古代エジプトの夢物語だと思っていたが、エジプトのカイロ考古学博物館でラムセス二世のミイラを見たとき紀元前13世紀と現在は繋がっているんだ思った。あの夢物語は本当のことだったんだこれは衝撃だった。古代エジプトの世界がぐっと身近に感じるようになった。そんな思い出のある前作だから「エクソダス」のように現代的にリアルに描かれるとちょっとがっかりする



「誰よりも狙われた男」を観て   映画研究 三浦忠夫

 

 俳優フリップ・シーモア・ホフマンの最後の出演作品を観た。彼の作品は、「ダウト」と「ザ・マスター」の2本しか印象に無いが、脇役では何本か見ているがほとんど覚えていない。この映画「誰よりも狙われた男」を契機に色々気の付いたことがあった。その事を箇条書きにしてみる。
1.フィリップ・シーモア・ホフマンドイツ人とアイルランド人のあいだに生まれたからあのような名前なのかと理解した。
2.薬物過剰摂取ためこの映画完成後亡くなった。46歳だった。薬物やアルコール依存は若い頃からで随分苦しんだらしい
3.原作はイギリス出身の小説家ジョン・ル・カレ。彼の小説の「寒い国から帰ったスパイ」、「リトル・ドラマー・ガール」が映画化されており、「寒い国から帰ったスパイ」は1965年にマーチン・リット監督リチャード・バートン、クレア・ブルーム主演で映画化され、「リトル・ドラーマー・ガール」は1984年にジョージ・ロイ・ヒル監督、ダイアン・キートン主演で映画化された。両作品とも観て公開当時は随分と話題になりともかなりの出来映えだった。それぞれの時代背景がよく出ており、冷戦下の東ベルリン、パレスチナにおけるスパイ合戦が描かれていた。
4.「誰よりも狙われた男」も現ドイツ下のイスラム過激派からのテロ防止の状況が緊迫感をもって描かれており、CIA も含めた欧米のテロ防止の情報作戦は熾烈を極めている日本てはちょっと考えられない。それだけヨーロッパは十字軍遠征の時代から現代の石油紛争までアラブの世界のイスラムと関わってきておりそれがいまだに続いている。そんなことを感じされる映画だ我々平和ボケの日本人には世界の動きを知る上で参考になる。


三浦忠夫映画研究2「グッドナイト&グッドラック」

JUGEMテーマ:映画
 

三浦忠夫映画研究  2  

( ジョージ・クルーニー)研究 その(2

観賞日(099月・初)

題  名

グッドナイト&グッドラック

制作年・国

2005(平成17)年

アメリカ

監督・

制作

ジョージ・クルーニー

出演

デヴィッド・ストラザーン

観た理由

アメリカの赤狩りについて

感  想

“放送の良心”としてアメリカ国民に愛されたエド・マローの生き様を描いた本格社会派ドラマ。マッカーシー批判と呼ばれる歴史的事件を背景に、時の権力者に立ち向かった男たちの真実の物語。エド・マロー役には『L.A.コンフィデンシャル』のデヴィッド・ストラザーンが扮し、その相棒役には本作が監督二作目でもあるジョージ・クルーニーが務めている。マッカーシーを含む当時の映像を実際に使うために、全編を白黒で撮影したことで、作品に重厚感と臨場感が加わっている。我々日本人からすると、よく理解できないシーンもあり、ちょっと期待はずれ。いまいちよく分からない。


観た結果

期待外れ 赤狩りはいまいちよく分からない


五つ星

評価

☆☆

写真その他


こだわりの映画日記「シェルタリング・スカイ」

 

「シェルタリング・スカイ」(1970年/昭和45年カラー)
  この映画はなんと言ってもデブラ・ウィンガーか良かった。でも彼女にとっては代表作ではないかも知れない。彼女は何の賞も取っていないしノミネートもされてないのに知名度はある。リチャード・ギヤと出た「愛と青春の旅ち」で一躍有名になった。その後引っ込んだが「デブラ・ウィンガーを探して」というドキュメンタリー映画以降カムバックした。
彼女の映画は23本しか観ていないがとても個性的な俳優だ。私は「シェルタリング・スカイ」一本で魅了されてしまった。
  この映画は、ポール・ボウルズの「極地の空」という原作の映画化だが、デブラがサハラ砂漠をさ迷い、やっと白人たちの街にたどり着くが、その世界に飛び込めず、また砂漠の方へ戻っていくというラストは衝撃的だった。いまだにそのシーンが忘れられない。言って見ればこのシーンだけでデブラ・ウィンガーが気に入ってしまった。忘れられなくなってしまった。

  それともう一つ話さなければならないのが、亭主役のジョン・マルコビッチ、その役者も凄い役者だ。この映画では途中で死んでしまうが、非常にインパクトの強い役どころだ。この人はどんな映画でもそんな感じがする。彼のことは別項を設けて語って見たい。









こだわりの映画日記「恐怖の報酬」

 「恐怖の報酬」(1953年/昭和28年 モノクロ)

 フランスのアンり=ジョルジュ・クルーゾー監督のサスペンス映画。ストーリーは、南米のどこかの山奥の石油開発現場で火事が起こり、それを消すために遥か離れた町から二台のトラックに分けてニトログリセリンを運ぶ。それぞれ同乗するのはイヴ・モンタンとシャルル・ヴァネル、もう一台はフォルコ・ルリとペーター・ファン・アイク、彼らはこの時代のフランス、イタリア、ドイツを代表する名優たちだ。

 舗装されてない山道を出来るだけ振動を抑えてゆっくり走る。何しろトラックの荷台にはたっぷりニトログリセリンが積まれている。衝撃を与えればたちどころに爆発して木っ端微塵になる。もちろん命はない。でも男たちこの町から脱出したい為に高額の報酬を目当てに運転手を引き受けた。 この映画、何度観たか分からない。結末は分かっていても何度観ても手に汗を握るし緊張して観てしまう。いつニトログリセリンが爆発するのか。運転手も緊張して運ぶ。観る側も緊張して観る。そして難関を乗り越えて運転手も観客もほっとしたときにそれは起きる。とてつもない爆発音と振動!最後まで息もつかせぬ展開である。この監督、凄い映画を作ったものだと思った。

 

 


こだわりの映画日記「激しい季節」

 

「激しい季節」(1956年モノクロ)

 次は「激しい季節」です。1959年制作のイタリア・フランスの合作映画。監督は当時イタリアでいろいろ作っていたバレリオ・ズルリーニ。主演のエレオノラ・ロッシ・ドラゴが魅力的だった。相手役は、最近ミヒャエル・ハネケ監督で話題になった「アムール 愛」に出たジャン・ルイ・トランティニアンの若い頃の作品。この二人が良かった。当時若手のジャクリーヌ・ササールも出ていた。又バックに流れる「テンプテイション」という曲も魅力的だった。

 ジャン・ルイ・トランティニアン(左)とエレオノラ・ロッシ・ドラゴ(左)。下の写真はジャン・ルイ・トランティニアン(左)とジャクリーヌ・ササール(右)。




こだわりの映画日記「現金に体を張れ」

JUGEMテーマ:映画

「現金に体を張れ」(1956年モノクロ)

「現金に体を張れ」。主演はスターリング・ヘイドン。スタンリー・キューブリック監督の革新的な映画。 この映画は、刑務所から出た男が昔の仲間を集めて競馬場の売上金を強奪する話。仲間が計画を立て、それぞれが自分の分担する仕事をするわけだが、カメラは一人ずつの行動を追う。すると画面を別の行動をしている仲間が横切る。しかし映画を見ている側はカメラと一緒に行動している人間には感情移入ができても、画面を横切った仲間には感情移入ができない。今度は、さっき横切った男をカメラが追うと彼には感情移入はできるが、前の男が画面を横切っても感情移入が出来ない。ぜんぜん別の人間に見える。これは大変に面白い映画的体験だった。その後そのような映画的手法にはお目にかからない。

 それとラストシーンが面白かった。強奪した現金をスーツケースにつめる。一杯だからなかなか鍵がかからない。それを無理に押し込んで鍵をかける。ここがポイント。やっと飛行機に間に合ってぎりぎりのチェックインになる。荷物を預ける。お客の荷物を飛行機まで運ぶトロッコに後れてきたから彼のスーツケースは一番上に立てて乗せる。見送りのお客の犬が綱が切れてトロッコに向かって走り出す。トロッコの運転手が慌ててハンドルを切る。その拍子に一番上のスーツケースが地面に落ち、そのショックで鍵が外れてスーツケースが開く。そのとき飛行機のプロペラが回転してすごい風になり、スーツケースの中にあった沢山のお札が飛行場の空一面に飛び散る。印象的だった。 共演者は、女優は恋人役のコーリン・グレイと妖艶のマリー・ウィンザー、男優では「シェーン」でジャック・パランスに一撃で倒された南軍上がりの役をやったエリシャ・クックが印象的だった。写真はスターリング・ヘイドン。コーリン・グレイ。下の写真は左がエリシャ・クック、 右がマリー・ウィンザー。






こだわりの「映画日記」3

JUGEMテーマ:映画
 

「ピラミッド」(1955年カラー)

 ハワード・ホークス監督の「ピラミッド」。 公開当時は評判にならず、興行的にも失敗作だと言われたが、個人的には面白かった。女優のジョーン・コリンズが良かった。エジプト王ファラオに貢がれるシリアの女王を演じていた。ファラオを殺してその地位と財宝を独り占めしようと企む悪女役だった。ラストはピラミッドに閉じ込められて泣き叫ぶシーンが印象的だった。

 失敗作だと言われる原因の一つに、あれだけの大作なのに大スターを何故使わなかったというのがある。確かに当時の大スターに比べれば、ジャック・ホーキンスにしたってジョーン・コリンズにしたって、一方はイギリスの名優だし、コリンズは新人だが、二人ともそんなに知名度がはない。

そんなところが影響したのかも知れない。

 この映画では、ピラミッド建設に携わった人たちは戦争で勝った敵国からつれてきた人たちを奴隷として使った。ずーっとそれを信じていたが、最近の調べでは、遺跡から一般の市民が作っていたと言うことが分かったらしい。しかし映画的には奴隷のほうが面白い。

 




こだわりの映画日記「荒野の決闘」

JUGEMテーマ:映画
 

「荒野の決闘」(1946年モノクロ)

 ジョン・フォード監督の名作中の名作の西部劇。OK牧場の決闘を題材にしている映画は他にも沢山あるが、この映画は決闘よりも詩情溢れる西部劇になっている。何といってもこの映画はクレメンタイン役のキャシー・ダウンズという女優が気に入った。とても品があり綺麗だった。

ラストシーンのヘンリー・フォンダの「私はあなたの名前が好きです。クレメンタイン」という台詞が印象的だった。そして遥かかなたのモニュメントバレーに続く道を馬に乗って走り去るヘンリー・フォンダを見送るキャシー・ダウンズ。その場面が消えエンドマークが出て映画は終る。それとバックに流れる「マイダーリンクレメンタイン」がいい。日本の「雪山讃歌」の元歌だ。もともとこの映画の原題は「マイ ダーリン クレメンタイン」だ。

 しかしキャシー・ダウンズのその後の映画は観ることが出来なかった。この映画の後、彼女は数本のB級映画に出てだけで映画界を去った。日本にはほとんど入ってこなかった。


「拳銃稼業」(1955年 モノクロ)

JUGEMテーマ:映画
 

「拳銃稼業」(1955年モノクロ)

 これは少年の頃見た映画だ。よく西部劇の映画を観に行った。当時映画といえば西部劇か時代劇だった。随分と見た。ほとんどの西部劇映画を観た。昔は二流館、三流館で2本立て、3本立てでやっていた。3本立てなんかを観るとほとんど一日かかった。B級作品の映画はほとんど忘れたが、再度観ようと思ってもDVDにほとんどなっていない。

 ジョージ・スティーヴンス監督の1956年制作の「ジャイアンツ」という映画がある。ロック・ハドソン、エリザベス・テイラー主演で、ジェームス・ディーンの遺作となった映画だ。この中で「テキサスの黄色いバラ」という曲が流れているシーンがある。この曲、後で調べたらテキサス州の州歌だと知った。軽快なリズムで混声コーラスで歌っているミッチミラーの曲は今も聞いている。

 この曲をはじめて聞いたのは、昔見た西部劇の「拳銃稼業」という映画だった。内容はほとんど忘れたが、この曲とラストシーンと主演のジョン・エリクソンという当時若い俳優は覚えている。彼の映画その後、エリザベス・テイラーと共演した「ラプソディー」とスペンサー・トレイシー主演の「日本人の勲章」を観たから印象はあったが、共演した女優がなかなか分からなかった。ネットで調べてやっと分かった! マリ・ブランチャードという女優だ。あまり日本では知られていないし、私も知らなかった。ほかの作品は「40人の女盗賊」、「バクダッドの黄金」などがあるが観ていない。

下の写真は「拳銃稼業」の二人と彼女。






 

calendar
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< June 2017 >>
profile
selected entries
categories
archives
recent comment
recent trackback
  • 個展紹介 ― インスパイアリング・アート「三浦忠夫作品展」 ―
    Anna Nicole Nude (02/19)
  • 個展紹介 ― インスパイアリング・アート「三浦忠夫作品展」 ―
    Blow Molding Fule Tank (02/18)
  • 個展紹介 ― インスパイアリング・アート「三浦忠夫作品展」 ―
    Giantess Crush Heels (02/18)
  • 個展紹介 ― インスパイアリング・アート「三浦忠夫作品展」 ―
    Drybees Cloth Diapers (02/18)
  • 個展紹介 ― インスパイアリング・アート「三浦忠夫作品展」 ―
    Cuckholding-Submiss (02/18)
  • 個展紹介 ― インスパイアリング・アート「三浦忠夫作品展」 ―
    338-Lapua-Brass (02/18)
  • 個展紹介 ― インスパイアリング・アート「三浦忠夫作品展」 ―
    Grandmas Lye Soap (02/09)
  • 個展紹介 ― インスパイアリング・アート「三浦忠夫作品展」 ―
    Masectomy Bras (02/09)
  • 個展紹介 ― インスパイアリング・アート「三浦忠夫作品展」 ―
    Nip Tuc (02/09)
  • 個展紹介 ― インスパイアリング・アート「三浦忠夫作品展」 ―
    Sexy Nude Ass (02/09)
links
search this site.
others
recommend
死ぬまでに観たい映画1001本
死ぬまでに観たい映画1001本 (JUGEMレビュー »)
スティーヴン・ジェイ シュナイダー, Steven Jay Schneider
sponsored links
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM